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新体力テスト豆知識!!

新体力テストでは測定において様々なルールが記されています。今回は意外と知らない・勘違いしやすい新体力テストの豆知識をご紹介します!

年齢編

 新体力テストでは年齢基準が「テスト実施年度の4月1日現在の満年齢」と定められています。測定する時の年齢ではありません。このため、同じ学年の人はすべて同じ年齢基準で判定されることになります。

反復横跳び編

 反復横跳びは1m間隔で引かれた3本のラインをサイドステップで往復して、どれだけラインを通過できるかを測定する種目です。何となく、ラインを通過した「回数」を記録すると思いがちですが、実施要項では「それぞれのラインを通過するごとに1点を与える」と記載されています。このため、反復横跳びは回数ではなく点数で記録することになります。

50m走編

 学校で行われる50m走の計測はほとんどのケースでストップウォッチを使って計測されていると思います。現在、ほとんどのストップウォッチは1/100秒まで表示されます。50m走の記録は1/10秒単位まで記入することになっているのですが、この記入時に1/100秒の単位を四捨五入するという誤解をされるケースがあります。しかし、実施要項には「記録は1/10秒単位とし、1/10秒未満は切り上げる」と記載されています。このため計測値が6.81秒の場合も6.87秒だった場合もいずれも6.9秒と記載することになります。また、種目によって切り上げるケース、切り捨てるケースがあるので注意が必要です。

長座体前屈編

 長座体前屈の時の手は「肩幅の広さで両手のひらを下にして、手のひらの中央付近が、厚紙の手前端にかかるように」です。指で段ボール厚紙を挟まず、上に手のひらを乗せるだけでは押しにくいと感じたことはありませんか?実は上肢の筋肉によけいな緊張をおこさせないためという理由があるんです。全身をリラックスさせてより良い記録を目指しましょう!

シャトルラン編

 シャトルランの回数には上限があるのを知っていますか?実は、音源は247回を最後に終了します。テンポとして考えると、レベル1(8.0km/h)からレベル21(18.5km/h)となっています。もし247回すべて走りきったとすると、21分かかり、累計4940m走ったことになります。シャトルランの世界記録はフットボール選手の165回とされています。他にも1500m金メダリストの選手など、複数の選手が164回の記録を残しています。164~165回というのは、丁度折り返しのが早くなったタイミング(20m4.50秒→4.36秒)です。つまり、人間は4.36秒で20mを折り返すことは現状不可能で、日本のシャトルランの音源なら171回が限界値になると考えられます。

いかがでしたか?実施要項をよく読んでみると、想像よりもかなり詳細にルールが定められています。体力テスト実施前には、よく確認して正しく測定できるようにしたいですね。

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